生ごみを堆肥に変えてくれるLFCコンポストセットを使い始めて1年になります。
家電量販店で売っている生ごみ処理機もあるけど、僕はあえて、ちょっと手間ではあるけど電気代などもかからない自然の力で生ごみを堆肥に変えてくれるLFCコンポストを選びました。
環境にやさしくて、家庭で出るごみの量も減らすことができるので、環境のことを考えて自分にできることをちょっとやってみようという気持ちで初めて見たLFCコンポストですが、僕と同じようにLFCコンポストに興味はあるけど、実際にどんな感じなのか、臭いや虫の発生は?などいろいろな疑問があると思います。
そこで、僕が1年間続けてきて感じたことや、臭いや虫の発生が気にならない方法、実際に堆肥にするまでの注意点など、メリットとデメリット、口コミなども参考にして正直に書いておこうと思います。
LFCコンポストに興味がある方、始めてみようか迷っている方は参考にしてくださいね。
LFCコンポストとは?
家庭の生ごみを減らして、生ごみから堆肥を作るエコ循環なのがコンポスト。
LFCコンポストセットは生ごみの分解を早め、悪臭を発生させない独自の配合を施した基材(生ごみと混ぜる材料)を使っています。
1日に出る生ごみを2カ月ほどこの基材の中に入れていき、その後2,3週間の熟成期間を設けることで栄養豊富な堆肥へと変わっていきます。
またオシャレで可愛いバッグの中で生ごみを堆肥にしていくので家の中でもベランダに置いても違和感なしです。出来上がった堆肥を使って家庭菜園を楽しむことができます。
LFCコンポストの疑問や正直な感想
LFCコンポストセットを使うようになって、僕の生活にどんな変化があったのかメリットとデメリットをお伝えします。
正直、メリットとデメリットは表裏一体というか、それを良いと感じるのか面倒だと感じるのかその人次第の部分だと思っています。
メリット
- ごみの量が思っている以上に減る
- キッチン回りの嫌な臭いがなくなる
- 家庭菜園などを始められる
- 普段の生活にメリハリができる
- 環境に対するエコ活動ができる
生ごみの量はけっこう減ったと感じました。やってみると分かることなんですが、家庭で出る生ごみの量って意外と大量に出ているんだなと。生ごみをコンポストに入れていくだけなんですが、それだけでごみが減って、キッチンの生ごみ臭もなくなりました。
正直、自治体指定のごみ袋ってお店で購入しないとダメなのでごみの量が少しでも減ると嬉しいです。
あと堆肥の利用方法ですが、我が家では堆肥をプランターや庭の花壇などに入れて小さな家庭菜園を始めてみました。もともと手間をかけて野菜を育てるとか自分にはできないだろうな~って思っていたんですが、やってみると意外と楽しくて野菜の成長を見ながらのんびりできる時間が好きになりました。
家庭菜園を始めてみると、のんびりと水を与えて、成長を見守り、天気や気温など季節を感じながら生活をするようになったので毎日の何気ない日常に張りができて、気分転換にもなっていると思います。
デメリット
メリットの半面、デメリットもあります。デメリットを知っておくことでその対策も後ほど紹介していきますね。
- 毎日混ぜる手間がかかる
- 臭いや虫が気になる可能性がある
- 堆肥が邪魔になる
- コンポストセットを置く場所が必要
手間がかかる?
正直、手間ではあります。毎日生ごみを入れて軽く混ぜるという作業が必要ですし、熟成期間も必要になります。
とは言え、ごみの量によってはコンポストの中に生ごみを入れる作業は2日に1回になったりしますし、混ぜる作業なんて1分程度のことなのでたいして苦になる程の事ではないですよ。
また、堆肥を作るとは言っても、基材の入ったコンポストのバッグは軽いんです。土ではなくておが屑のようなものに生ごみを放り込んで、軽く基材と混ぜる。たったこれだけです。
臭いや虫の発生
僕もLFCコンポストセットを始めるのにためらっていたのが臭いと虫の問題です。家の中で嫌~な臭いがしたり、コバエのような虫が発生したら嫌だなって思っていました。
実際に1年間LFCコンポストセットをやってきて、夏の暑い日も湿気の多い日も経験しましたが、結論から言うと、全く問題なかったです。
というのも、僕的にごみを入れるルールがありまして、臭いとか虫とかは絶対に嫌なので、コンポストに入れる生ごみは「野菜のみ(植物性)」と決めているんです。
魚や肉などのいらない部分を入れてもいいんですが、もともと臭いの強そうなものや、虫が発生しそうなものは入れないというルールを作っています。その結果なのか、臭いや虫の発生は全くなく、全然気になっていません。
ただ、魚や肉を入れても全然大丈夫なのかもしれないです。僕的に怖くて入れていないだけなので、入れてもしっかりとコンポストが分解して大丈夫という可能性はあると思います。
あと、臭いについてですが、もちろん無臭ではありません。臭いというのではなく、土の臭いがします。山の中の臭いというか、自然豊かな臭いがします(笑)
増える堆肥をどうするのか
毎日の生ごみをコンポストに入れていくことで必ず増えていくのが堆肥です。堆肥がたくさんあっても困るという方もいると思いますので、年間でどれぐらいの堆肥ができるのかを目安としてお伝えしておきます。
我が家の場合ですが、4人家族で普通に毎日生ごみが出ます。この生ごみをLFCコンポストセットの中に入れていくのですが、コンポストセットは1セットで毎日の生ごみを2~3か月間入れ続けていきます。そこから3週間程度の熟成期間で肥えた堆肥にしていきます。
(この熟成期間には生ごみは入れないので新しいコンポストセットが必要になります。)
年間で考えると5,6セット分の堆肥が作られるということです。1セットでちょっと小さめのプランターひとつ分ほど。
さらに、このLFCコンポストセットはグレーの布製のバッグをそのままプランター代わりに使えるのでオシャレで可愛くて人気があるんですね。
我が家ではプランターでの野菜栽培の他に、小さいですが庭の花壇に入れています。庭に堆肥をまくスペースがあれば意外と足りないと感じるくらいなの1年間で作る堆肥の量が大量ということはないと思います。
それでも堆肥が必要ないという方は、定期的に堆肥の回収をしてくれています。都市部まで持ち込む必要がありますが、結構な頻度でメールに回収日と場所のお知らせが来るので利用するといいかと思います。
どこに置いてる?
このLFCコンポストセットを選んだ理由に、バッグが可愛いということがありました。家の中に置いてもベランダや玄関に置いてもそこそこオシャレな雰囲気で収まってくれます。
我が家では、生ごみをすぐに入れることができるようにキッチンの隅の床に置いています。
床とはいっても、直置きではなくて、コンポストの基材が生ごみを分解するときに熱を発生させるため、床に直置きすると床との温度差で結露ができてカビの発生になると嫌だなって思ったので、100均で小さなすのこみたいなものを買ってきて、その上に置いています。
また、熟成期間中のバッグは玄関に置いています。熟成期間中は週に1回、水を入れてかき混ぜる必要があるのでコンポストのバッグから水が染み出してくることもあるので家の中には置かない方が良さそうでした。
機械の生ごみ処理機と何が違うのか?
僕がコンポストをやってみようと思った時に、選択肢として家電量販店でも売っている機械式の生ごみ処理機が頭にあっていろいろと調べてみました。
乾燥式やバイオ式などいろいろと種類があって、デザインも室内置きしても違和感のないオシャレなものもたくさんあります。
乾燥式生ごみ処理機
また、生ごみ処理機の乾燥式だと基材の補充も不要で、臭いも気にならないので良いと思ったんですが、温風で生ごみを乾燥させているので電気代がかかることと、常時モーターの運転音がしているので気になるんじゃないかと思い今回は見送りました。
バイオ式生ごみ処理機
バイオ式は微生物とバイオ基材を入れることで生ごみを分解していきます。LFCコンポストセットと同じ方法ですね。
違いといえば、かき混ぜや脱臭まで機会がやってくれるという便利さが良いんですが、本体価格がとにかく高い!これだと長続きしなくて止めてしまった時が怖いのでコンポスト生活が習慣として出来そうだと思った時に再度家族会議にかけて検討したいと思います。
でも、住んでいる市町村によっては生ごみ処理機の購入に助成金が出る自治体もあるので、その場合は購入してもいいかもしれません。
LFCコンポストセット意外に用意しておきたいもの
LFCコンポストセットを1年間やってきて買いそろえてものをお伝えしておきます。
ほとんどが100均で買えますので安心してくださいね。
- バッグを置くための「すのこ」
- 混ぜるための「へら」
- 熟成期間中に使う「霧吹き」
- バッグをもうひとつ
- ヨーグルトの空きパック
まずはバッグを置くための「すのこ」。先ほども書きましたが、生ごみを分解するときに熱を発生させるので床に直接置かない方がいいです。床とのすき間を作ってあげましょう。
次に、生ごみをバッグ内に入れたら軽く混ぜないといけません。この時に必要な「へら」を買いましょう。この「へら」ですが、柄の部分がしっかりしたものを選んでください。柄の部分が柔らかいと力が入らなくて混ぜにくいです。
僕はキッチン用品の「おたま」を使っています。適度にすくえたりもするので使いやすいです。
あとは、熟成期間中に水を入れるための「霧吹き」が必要です。家にあるコップとかでもいいですが、まんべんなく均等に水を含ませるために「霧吹き」があれば便利です。
コンポストは2カ月ほど生ごみを入れたら3週間ほどの熟成期間が必要になります。その3週間は生ごみを投入できないのでもう一つバッグがあると継続して生ごみを処理できるので便利ですよ。
トップの写真に載せているんですが、ヨーグルトを食べた後の空になったパックの1杯分が生ごみ1日の量500gぐらいになります。いちいち計るほどのことでもないので適当でいいんですが、目安として使っています。
評判と口コミ
LFCコンポストセットの評判や口コミを調べてみました。少しですが参考にしてください。
コンポストを始めてストレスが減りました。
2022-12-22私は、1日分の生ゴミを器に貯めておいて、夜に一度だけ投入しています。おかげでほとんど手間はかかっていません。
私は好んでコーヒーを飲みますが、大量にコーヒーかすが出るため、廃棄する罪悪感や水分によるゴミ箱の悪臭はストレスの種でした。コンポストを始めてからコーヒーかすが肥料に変わると思うと、気持ちも楽ですし、水切りしないで投入できるので手間もありません。
また、驚いたのは揚げ油もそのまま投入できることです。おかげでわざわざ凝固剤を買ったり、手をギトギトにしながら紙に吸わせて捨てる必要も全くありません。油を投入しても基材がすぐに吸収してギトギト感は残りません。スコップも洗うことなく、バッグに入れっぱなしで全く問題ありません。
今ではコンポストが生活必需品になっています。
20㎏投入!
2022-12-149月半ばから生ごみを投入開始。良いことは、台所で生ごみがにおわないこと、特に魚料理の後どうしてもにおっていたのがなくなったこと、生ごみを捨てるビニール袋が不要になったこと、捨てるゴミの量が格段に減ったこと等多数。
毎日ゴミの量と温度を測り、魚の内臓を入れた次の日はいつもより温度が上がって驚いたり、微生物の働きにわくわくしたり、コンポストというペットが増えたようで楽しみが増えました。夫婦二人の生活なので、生ごみの量は平均毎日200グラム強、少しでも増やそうと近くに住む一人暮らしの母にも協力してもらうことも。
途中こなダニが発生してしまいましたが、スタッフの方のアドバイスにより一度大きいビニール袋に出して水を1L強いれたら水分量も適正に。分解の進みが遅く15kg入れたところでかなり袋が満杯になったため、またアドバイスを頂き3日間お休みしたらかさが減ってまた生ごみ投入開始。3か月弱でやっと投入量が20kgを超えました。
これから熟成に入るけれど、寒さが厳しくなる時期なので熟成もゆっくり進むのかなと考えています。春先から何を植えようかと今から楽しみながら考えています。
毎日楽しみです
2022-11-29定期的に服用している漢方の煎じ薬。その出がらしが「もったいない」と思い調べると、肥料になるとの事。でも、そのまま肥料にするのもと思い、コンポストを考えたのですが、過去コンポストに似たもので大量の虫が発生した事もあり、二の足を踏んでいました。臭わず虫が発生しにくいコンポストはないかなとたどり着いたのがLFCコンポスト。おっかなびっくり、10月末からコンポスト生活をスタートしました。はじめたのが、寒くなってきてからなのと、夫婦2人で生ゴミが少ないからか、入れた物が原型を留めていることが多く、これでいいのかな?と思いながら進めています。いつのまにかバナナの皮はなくなっているし、コーヒーの出がらしは一体化してわからないですが、これでいい筈と、ゆるく楽しく続いています。一週間に2回ある燃えるゴミの日は生ゴミが無くなった為、3回に1回に激減。私の生活に合っているみたいです。ありがとうございます。
三日坊主になりませんでした
2021-06-30三日坊主で終わるかな。。と思いつつ開始して、1ヶ月、奇跡的に続いています。
最初は反応が見られず不安でしたが、2週間くらい後に廃油をいれたころからは、温度も上がり、野菜くずや卵の殻がなくなりはじめました。たまに匂っても、QAのアドバイス通り混ぜておけば、おさまります。
台所に設置。日に一回、生ごみ投入ついでに混ぜるだけなので、ごみ分別が一種類増えるくらいの手間です。
今のところ続けたいと思ってます!
苦痛だったゴミ捨てが土を育てる楽しみに変わりました
2021-07-12かわいいバッグにひとめぼれして始めました。セットには必要なものが全部入っていて、説明も分かりやすかったので届いてすぐに始められました。初めてのコンポスト体験だったので何度か困ったことが起きましたが、LINEの無料相談で解決策を丁寧に教えてもらえたので、挫折することなく続けられています。おかげさまでコンポストは全く臭いません。我が家の生ごみはほぼゼロになって、ゴミの量が半分に減りました。ゴミも全く臭いません。きたない生ごみを無頓着にゴミ箱に捨てていたのが、土をそだてるという楽しみに変わって、毎日楽しく家事をしています。
電動でない生ゴミ処理器
2021-03-03コンポストの記事を雑誌で見つけて、ネットで申し込みました。昨年の12月ですか。今3ヶ月目になります。
今までも「生ゴミ処理器」に関心がありましたがどうしても「電気を使用するシステム」になじめず、中々踏ん切りがつかず、購入にはいたってませんでした。
ところがこのコンポストは「電気を使わず、これまで捨てるだけだった生ゴミをコンポストにいれて土に還す」という作業だということに「昔々の生活形態に近い」と思って始めました。
まだ3ヶ月経ったとところで、1回目に出来た堆肥を猫の額ほとの庭に播きましたが、まだ野菜を育てるところまでは至ってません。
コンポストの中に入れる生ゴミは一応水分を無くしてから混ぜているせいか、悪臭はしません。 現在の課題は思いのほか「生ゴミが出てしまう家だ」ということがわかり、思案中です。
燃えるごみの頻度が3週間に1回になりました!
2021-01-07新婚生活で大嫌いだった家事が燃えるゴミのゴミ捨てでした。
臭い、汚い、害虫の発生源にもなる大嫌いな生ゴミ。週に2回の回収日に欠かさず出していました。生ゴミのストレスをなんとか減らせないかと思っていたところ、このコンポストに出会いました。
デザインも可愛く、評判もよかったので購入したところ、予想以上の良い買い物でした。
ベランダが狭いので、雨の日は家の中に入れていますが、臭いが全く気になりません。
作りもしっかりしているので、害虫も発生しておらず、虫が苦手な女性にもおすすめです。
2人暮らしで毎日100~200gくらいコンポストに投入していますが、まだまだ余裕があります。
果物の皮などが次第に堆肥になっていく過程は見ていて面白いです。
週に2回欠かさず出していたゴミ捨てでしたが、生ゴミが出ないことで3週間に1度になりました。
ゴミ袋の大幅な節約にもなり、助かっています。家庭のゴミもストレスも削減できて、環境のためにもなるコンポスト生活、あなたも始めてみませんか?
LFCコンポストセット:まとめ
正直、毎日生ごみは出るし継続して続けられるのか不安でしたが、やり始めてみるとそれほど苦でもなく、生ごみを捨てる作業と変わらないなって思いました。
家でお漬物のぬか床を育てている方ならわかるかもしれませんが、ぬか床を毎日まぜる作業に似ているかもしれません。
不思議なことに、毎日生ごみを入れているのにそれほどバッグの中が増えていく感じもなくて、ちゃんと分解しているんだな~って変に感心したりしてちょっと楽しくもあります。
さらに、コンポストを混ぜていると日に日に匂いが土のようになってきて、雨上がりの山の匂いというか、なんだか懐かしいような癒される感じもします。生ごみなのに全然臭くならなくて、しっかりと栄養が豊富な山の土のような匂いに変わっていくので感心しています。
もともと環境に優しくて、生ごみを再利用して家庭菜園に挑戦してみようって気持ちで始めて見たのですが、結果的にやって良かったと思っています。
季節によって堆肥の様子も違ったり、入れる生ごみの種類によっても変わるので不思議と楽しみながらできているので、興味のある方はぜひ始めてみてくださいね。