【体験記】12月初旬でも楽しめた東福寺の紅葉|紅葉はもう遅い?と思いながら訪れた結果
2025年12月3日参拝
天気 曇り
最高気温 13℃
最低気温 9℃
観光客 やや多い
12月3日、平日の昼前11時頃。天気は曇り。「さすがに紅葉は終わっているかもしれない」と思いながら、京都・東福寺を訪れました。東福寺といえば、通天橋から見下ろす紅葉があまりにも有名で、秋の京都観光を考える人なら一度は候補に挙がるお寺です。
結論から言うと、12月初旬の東福寺は「紅葉が終わった後」ではなく、「別の見頃」で十分に楽しめました。 散り始めのもみじが境内を赤く染め、いわゆる“見頃ど真ん中”とは違う、散り始めならではの美しさに出会えた一日でした。
平日でも混雑はありますが、歩けないほどではなく、秋の京都観光としておすすめできます。
平日の東福寺の混雑状況|歩けないほどではないが覚悟は必要
訪れたのは平日でしたが、境内には国内外からの観光客が多く、「平日だから空いている」という印象は正直ありません。とはいえ、身動きが取れないほどの混雑ではなく、「結構人がいるな」という体感です。
特に混雑するのは、やはり通天橋周辺。紅葉シーズンの東福寺では避けられないポイントですが、流れに沿ってゆっくり進めば問題なく拝観できます。
散り始めでも美しい東福寺の紅葉|12月初旬だから見られた景色
通天橋からの紅葉は、すでに半分ほどが散っている状態でした。最初は「やっぱり遅かったかな」と思いましたが、実際に目にした景色はその予想を裏切るものでした。
枝にはまだ赤く色づいたもみじが残り、足元には散ったもみじが一面に積もっています。上も下も真っ赤に染まった景色は、まるで世界全体が紅葉に包まれているようでした。
満開の時期ももちろん美しいですが、散り始めだからこそ生まれる立体的な赤の風景。個人的には、「この時期がいちばん綺麗なのでは」と感じたほどです。
通天橋の拝観料とご朱印の注意点|観光客が知っておきたいリアル情報
通天橋の拝観料は1,000円。東福寺の中でもメインとなる場所なので、ここは外せません。
通天橋入口の手前には、ご朱印を書いてもらえる場所があります。ご朱印は500円ですが、基本的には書き置きでの授与となります。ご朱印帳に直接書いてもらう場合は、一度預けて後日受け取りになるため、観光客にはややハードルが高い点は注意が必要です。
もみじに目を奪われすぎると危ない通路
通天橋へ向かう庭園は、見渡す限りもみじ。至るところで写真を撮る人の姿があり、自然と足取りもゆっくりになります。
ただし、通路には階段の上り下りがあり、もみじに夢中になりすぎると足元が危ないと感じる場面もありました。写真を撮るときは、流れを止めないよう周囲に気を配りながら進むのがおすすめです。
通天橋の混雑と写真撮影のコツ|紅葉シーズンの注意点
通天橋の上は、さらに人が集中します。ほとんどの人が写真を撮るため、どうしても立ち止まりがちになります。
絶景ポイントではありますが、シャッターチャンスはタイミング勝負。前後の人の動きを見ながら、譲り合って撮影するのが大切です。
ただ、多少人が映り込んでしまうのは仕方ないものです。人の流れが比較的ゆっくりなので、足元に気を付けながら撮影することもできます。
方丈庭園の見どころ|東福寺で味わう枯山水の静けさ
方丈庭園の拝観料は500円。枯山水の庭園は、紅葉の賑わいとはまったく違う静けさを持っていました。
砂利と石だけで構成されているにもかかわらず、水の流れのようにも、風のうねりのようにも見えるし、星空のようにも見える不思議な空間。見る人の気分や視点によって、感じ方が変わる庭だと思います。
縁側に腰を掛け、庭をじっと眺めている観光客も多く、自然とこちらの時間の流れもゆっくりになります。
東福寺山門特別公開|文化財に登れる貴重な体験と注意点
この日は山門が特別公開されており、拝観料は1,000円。高さ約22メートルの山門に登ることができます。
急な階段を登りながら、「文化財の山門に登れる」という事実そのものが、すでに貴重な体験だと感じました。ただし、階段は本当に急です。下りは手すりを持っても少し怖いと感じるほどなので、時間をかけて慎重に降りる必要があります。
山門の内部には、釈迦如来坐像と十六羅漢像が安置され、壁画も豪華に残されています。ただ、堂内はやや薄暗く、説明文や壁画が見えにくい点は少し残念でした。
それでも、中にいらっしゃるお寺の方に声をかけると、仏像や東福寺について丁寧に説明してくださいます。私が訪れた時も、他の観光客への説明を横で一緒に聞かせてもらい、理解がぐっと深まりました。

■ 三門特別展の現地ポスターを撮影したものを使用
ベンチも多く、意外と歩きやすい境内
境内は広々としており、通天橋へ向かう庭園の道以外は比較的平坦です。ベンチなど腰掛けられる場所も多く、休憩しながら回れるのはありがたいポイントでした。
正直レビュー|見応えは最高、でもお金はかかる
通天橋(1,000円)、方丈庭園(500円)、山門特別公開(1,000円)と、すべてを拝観すると合計で2,500円ほどかかります。紅葉シーズンの特別拝観として納得できる内容ではありますが、事前に知っておくと安心です。
全体的な感想として、見応えは間違いなくトップクラスのお寺です。紅葉シーズンの京都観光では、ぜひ一度は訪れてほしい場所だと思います。
一方で、通天橋、方丈庭園、山門と、拝観ごとに入場料が必要なため、トータルではそれなりに費用がかかります。お寺の維持管理に必要なことだと理解しつつも、「少し高くつくな」という印象は否めません。
また、境内には地元のお店がテント出店しており、ちょっとしたお祭りのような雰囲気もあります。賑やかな観光地が好きな人には楽しいですが、静かに回りたい人にはややごちゃついて感じるかもしれません。
東福寺の所要時間とアクセス|伏見稲荷大社とセットで巡る観光ルート
JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約10分。京都駅からひと駅という近さで、初めて訪れる人でもアクセスしやすいお寺です。
また、京阪本線「東福寺駅」とも隣接しており、祇園四条や伏見稲荷方面からの移動にも便利。
駅を出てからは、昔ながらの商店街を抜けて南へまっすぐ進むだけ。観光地らしさと下町の雰囲気を感じながら、迷わず東福寺に到着できます。
東福寺の拝観にかかる時間の目安は、以下の通りです。
- 通天橋:約1時間弱
- 方丈庭園:約1時間弱
- 本堂・山門を含めた全体:約3時間程度
見どころが点在しているため、写真を撮りながらじっくり回ると、あっというり3時間ほど経ってしまいます。
そのため、東福寺だけで半日コースと考えておくのがおすすめです。
伏見稲荷大社とセットで巡る観光ルート
東福寺から南へ徒歩約15分ほどで伏見稲荷大社へ行くことができます。
距離が近いため、紅葉の東福寺と京都定番スポットである伏見稲荷大社を同じ日に組み込む観光ルートとして非常に相性が良いです。
東福寺と伏見稲荷大社をそれぞれ半日ずつ回るプランにすると、移動に追われることなく、どちらも満足度の高い観光が楽しめます。
どちらも歩く距離が多いため、歩きやすい靴での観光がおすすめです。
👉 実際に伏見稲荷大社を参拝した体験や、混雑を避ける歩き方については、別記事で詳しくまとめています。東福寺と合わせて回る予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。
東福寺はこんな人におすすめ/向かない人
【特におすすめな人】
- 京都の紅葉を王道スポットで一度は見てみたい人
- 写真を撮りながらゆっくり散策したい人
- 伏見稲荷大社とセットで効率よく観光したい人
【向かないかもしれない人】
- 静かに一人でお寺を味わいたい人
- 人混みや行列が苦手な人
- 拝観料をできるだけ抑えたい人
まとめ|12月初旬でも後悔しない東福寺
12月初旬の東福寺は、見頃ピークとは違う魅力にあふれていました。散り始めの紅葉、リアルな混雑感、そして文化財を間近で体感できる特別公開。
通天橋の紅葉は随一と言われるのも納得でした。12月の上旬までなら十分に紅葉を楽しむことができそうです。
次に訪れるなら、夏の青々としたもみじも見てみたい。そう思わせてくれる、何度でも足を運びたくなるお寺でした。